不特定多数の人々が毎日何時間も使用する業務用家具において、家具の強度は生命線です。アダルでは、イス、テーブル、ソファーなど、それぞれの形状、用途に適切な強度試験をJISの規格に基づいた内容で実施しています。 

特に強度が重要視されるイスについては、繰り返し衝撃試験と言われる業界スタンダードなものを採用しています。 

その内容は、座面に約60㎏の重りを固定し、後脚を固定、前脚が約5cm上がる程度、背中を後方に引っ張り、その状態で前脚から床にたいして自由落下させることを繰り返すという、イスの構造体全体的な強度を評価するというものです。 

この試験は現在のJIS規格からは外れておりますが、採用されていた当時は、木製イスで、4,000サイクル実施して問題ないかを評価、現在は業界平均水準で約10,000回を目安に評価されているのが一般的です。我々は、その業界平均水準の2倍にあたる20,000回を自社開発水準としており、強度に対しては自信を持っております。 

そんな中でも、カトレアという一番スタンダードなイスについて、強度の限界を検証したことがありましたが、100,000回を過ぎても全く壊れることがありませんでした。 

アダルの強度に関するこだわりを象徴するエピソードです。