工場紹介
FACTORYGeneral factory総合工場
オーダーメイド家具を
一手に手がける
アダルの主力工場。
業務用家具の製造工場として国内最大級の規模を誇り、100名以上の社員を抱え、自社オリジナルの既製品および、顧客のニーズに応える別注品を製造する総合工場です。材料の選定から木取りに始まり、完成までを一貫して請け負う生産体制を整えています。熟練の技を持つ職人たちが多く在籍しているので、あらゆるジャンルの家具製作対応が可能です。新規製作だけでなく、イスの修理・張り替え・リフレッシュも請負い、アフターメンテナンスも行います。
「家具のことは、アダルに頼めばなんとかなる」そう思っていただける存在を目指して、今日も職人たちの働く音と情熱が響いています。
工場概要
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竣工
2020年04月20日
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稼働開始日
2020年05月11日
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敷地面積
約22,651㎡
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延床面積
約11,861㎡
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人員数
103名(2024年2月時点)
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認証
ISO 9001:2015(品質マネジメントシステム)
FSC®(Forest Stewardship Council®)認証
PEFC (Programme for the Endorsement of Forest Certification)認証 -
製作家具品目
木工イス、テーブル製作、店舗什器製作、塗装、
イス張り仕上げ
フロアガイド
2F
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2-1.
倉庫スペース
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2-2.
物流センター(出荷待機)
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2-3.
食堂・休憩室
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2-4.
株式会社アダル建装(グループ会社)

1F
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1-1.
製造1課(木工/テーブル・什器)
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1-2.
製造2課(木工/イス・ソファ)
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1-3.
製造3課(イス張り)
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1-4.
建装課(木工/店舗什器)
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1-5.
塗装場
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1-6.
合同木取場
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1-7.
物流センター(検品・出荷)
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1-8.
企画開発室
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1-9.
管理課・業務課
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1-10.
応接室
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1-11.
会議室



製造工程
箱モノ家具
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材料選定
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パーツ製造
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組み立て
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塗装
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検品
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出荷
脚モノ家具
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材料選定
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パーツ製造
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組み立て
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塗装
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裁断・縫製
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イス張り
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検品
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出荷
ハンドメイドと
デジタルの融合
ハンドメイドの確かなモノづくり
アダルの前身はイスヤ商会という名称で、歓楽街のイス、ソファの張替から始まりました。それから会社の成長とともに、木工の工場、オフィス家具製作の工場を統合合併し、現在のカタチに至ります。
これだけの規模で、木工、塗装、イス張りと総合的に家具製作している工場は国内でも稀有な存在だと自負しております。
お客様の想い出のソファ1脚の張替から、大規模商業施設の家具一式、その空間特注の凝った造作家具など、ありとあらゆるニーズに対応するのは、職歴30年以上の経験豊富なベテランから、入社して間もない若手まで100名以上の職人たち。日々ハンドメイドで顔の見える確かな家具づくりに勤しんでいます。

テクノロジーの活用
新しいデジタルテクノロジーの導入にも貪欲です。2020年の工場新築移設の際に新しく導入した、5軸のCNC加工機器、自動縁貼り機、デザインシームミシンといった新しい設備投資も積極的に行ってきました。そのおかげで、従来ハンドメイドでは作れなかった造形や、意匠性、高い生産効率を実現することができるようになりました。
しかしそれは、扱う作業員が、家具製作の本質を理解している職人だからなせることでもあります。

強度と座り心地への
こだわり
強度試験と斜線ホゾ
アダルの職人が一番に心掛けているのは「強度」。どんなにデザインが素晴らしくても、壊れてしまっては意味がないという思いから、高い強度の家具を作り続けています。それを支えているのが「強度試験」と独自技術「斜線ホゾ」です。
試験回数は標準基準の5倍!
2万回の「強度試験」を実施
60kgのおもりを乗せたイスの脚を一定の高さまで持ち上げて落とす。この動作を繰り返す「強度試験」。
一般的な木製イスの場合、4千回が合格の基準ですが、アダルの場合はその5倍の2万回を実施しています。さらに、強度の限界への挑戦として、10万回のテストに合格しました。通常の基準を超え、さらなる上のアダル品質へ。強度の高さがアダルブランドの基盤です。

強度が飛躍的に向上する
独自の加工技術「斜線ホゾ」
木製家具の部材接合方法として、“ホゾ組み”と呼ばれる工法があります。家を建てるときにも使われる大工の工法で、木材の接合部を凸型と凹型に加工後、それぞれを差し込むことで、釘や金具を必要としない非常に堅牢な接合方法です。
アダルのホゾには、凸型の表面に細かい斜線の溝加工を施しており、接着剤がまんべんなく接合部に行き渡ることで、強度が飛躍的に向上します。こういった見えない部分にも強度向上への細かな配慮をしており、高い耐久性が求められる業務用家具として、安心してご使用いただくことが可能です。

座り心地の定義づけと体系化
“座り心地”という個人の感覚に依存するような概念を「それぞれの場所や用途にあった最適な座り心地が”良い座り心地”である」と定義づけし体系化。4つの基準「座高寸法」 「座奥寸法」 「背・座のクッション構成」 「背の傾斜」をもとにシミュレーション・検証し、飲食店、カラオケ店、ホテル、病院など納入先別に最適な座り心地をまとめた「納入先別座り心地基準表」 と、ロビー、居室などエリア用途ごとの座り心地をまとめた「納入先・用途詳細表」をまとめあげました。
総合工場、主要営業拠点には、実際にこの“座り心地”を体感頂けるシミュレーターを準備していますので、来社の際はぜひご体感下さい。
