多品種のオーダーメイド家具に対応するチームプレイ。

総合工場は、オーダーメイド家具を一手に手がけるアダルの主力工場。材料の選定から木取りに始まり完成までを一貫して請け負う生産体制をとっています。熟練の技を持つ職人たちが多く在籍しているので、家具のあらゆるジャンルにおいて、短納期で製造することが可能。新規製作だけでなく、椅子の修理はもちろん、張り替えやリフレッシュも請負い、アフターメンテナンスをしている工場でもあります。「家具のことは、総合工場に頼めばなんとかなる。」そう思っていただける存在を目指して。今日も工場からは、職人たちの働く音が響いています。


材料選定

たくさんの品種の木材から、デザインのイメージ・用途に合う木を選定。
乾燥による割れを防ぐため、含水率を計ります。

パーツ製造

材を切ったり、芯をとったり、研磨したりして、パーツを製造します。間違うと後戻りできない、家具のホネとなる重要部分です。

組み立て

強度を考えながら、組み立てていきます。組み上がった時の最終寸法に合致するよう、慎重に。

塗装

女性で言うお化粧のようなもの。色味や質感を大事に、デザインのイメージ、お客様の好みに近づけられるよう仕上げます。

裁断・縫製

家具に合わせて生地を裁断し、ミシンにかける作業。総合工場では多品種を扱っているので、ひとつひとつに合わせた型取りが必要です。

イス張り

内部にクッション材を貼る「下張り」、身体に触れる生地を貼る「上張り」がある。
型くずれや、ヘタリが出ないように、熟練の技で加工します。

検品

職人たちは作業にあたる際、必ず前行程のチェックをします。少しでも問題を見つければ、前行程の職人へ返品、そしてやり直し。つまり、関わる人数だけ、何重ものチェックの目があるという事。職人のプライドにかけて、品質管理を怠りません。

  • 伊藤 熊一

    管理者として長年に渡り製造工程を見てきた大ベテラン。趣味は野球をはじめスポーツ観戦。

  • 福山 敏夫

    天板、箱物、什器など、ほぼすべての家具づくりに携わるベテラン職人。趣味は草野球で汗を流すこと。

  • 山口 周平

    テーブル天板から棚など、多くの木部製造を担当。家具づくりのエネルギー源は、毎日の愛妻弁当。

─長年アダルを支えて来られたお二人ですが、入社当初から家具づくりの現場に携わっているのですか?

伊藤:私は工程の管理者として長年携わらせてもらっており、現在はイスの張地手配と裁断の長もやらせてもらっています。

福山:私の方は、入社初めから作り続けていますね。もう今年で25年目かな。



─ベテランとも言えるお二人の場合、後進の育成に関わることも多いと思いますが、家具づくりの指導は難しいのでは?

福山:そうですね、まずは先輩についてもらい、補助的な位置で基本的な加工技術を覚えてもらいます。その後、次々と異なる工程へと移りますが、ひと通りの工程技術を身につけるだけでも、最低2年〜3年は要します。

伊藤:私たちの総合工場はオーダーに応じた特注製品を製造しているため、多くの知識と技術が求められます。大変な面も多いですが、多品種だからこそ、同じ工程でもいろいろな経験が積めて、着実に確実にレベルアップできる環境があると思います。

─後輩への指導で心掛けていることはありますか?

伊藤:店舗や施設のオープンは家具の搬入が最終工程です。つまり家具の納入時期がお客さまの施設の開店時期を左右してしまうことがあるということ。だから品質は当然で、さらにスピードでもお客様の期待に応えるという意識を強く持って欲しいと指導しています。両立は簡単なことではありませんが、品質だけでも、納入スピードだけでも、アダルの信頼は守られませんから。

福山:あと、簡単そうで難しいのが楽しむこと。真面目さやひたむきさと同じくらい楽しむという気持ちがないと、いい家具づくりはできないといつも伝えています。みんな物づくりが好きで始めたことですし、その想いを大切に持ち続けて欲しいですね。

─まず、家具づくりという職業を選んだ理由をお聞かせください。

山口:大学時代に武野会長のセミナーを受講したことで家具に興味を持ち始めました。


─現在はどんな工程に携わっていますか?

山口:イスや棚などの部材切り出しから組み立てまで、広く担当しています。


─若手とはいえ、着実に経験を積んできているお二人ですが、家具づくりのやりがいはどこですか?

山口:私はやったことのない新しい仕事にチャレンジするとき。今までの経験をどう生かせるかワクワクするんですよね。


─凄いポジティブですね!? 新しい仕事に挑戦しやすい環境というのは、ライン生産ではなく受注生産であるアダルの特徴かもしれませんね?

山口:実際に飲食店などに納品された姿を見ると嬉しいよね。アダルシールを見つけたときは、まさに作り手冥利につきるというか(笑)。


─今後、家具づくりにどのように取り組んでいきたいですか?

山口:まずは家具づくりをキチンと教えてあげられる存在になりたいです。教えるって、知識や技術を正確に身につけているからこそできることだと思うので。あと、僕は入社から四年間は営業部に所属し、その後、転属希望を出して現在に至っています。今は営業部の頃と違って、お客さまと直接顔を合わせる機会はなくなりましたが、あの頃の経験を生かし、常にお客さまの存在を意識することを家具づくりに生かしていきたいです。

2020/05/11 総合工場新築移転まで

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