最新情報/ニュース

NEWS
プレスリリース

端材を活用したオブジェ「fukune」を2023年2月6日(月)より限定販売開始。

創業69年、飲食・ホテル・オフィスなど多業種に家具を納入する業務用家具メーカーの株式会社アダル(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:武野 龍、以下、「アダル」)は、家具製作の過程で排出された端材を活用し、2023年の干支であるうさぎをモチーフにしたオブジェ「fukune(ふくね)」をオリジナル製作。

2023年2月6日(月)より限定5個にて販売を開始致します。今後はその年の干支をモチーフにしたオブジェを毎年発表する予定です。つまり、全ての干支をコンプリートするには12年かかる一大プロジェクトです。

販売サイト▼
https://minne.com/items/31503852


排出端材ほぼ全てを再利用する、アダルのSDGs活動

当社は全ての取扱商品に対し設計・製造・使用・廃棄というプロセスにおいて、環境負荷低減に向けた取り組みを行っております。当社工場では、仕入れ木材の約85%を家具製造に使用し、家具として使用すること難しい部分は端材として年間約210立米、40フィートコンテナ3台分にもなります。

(左)端材置き場、(右)木端材を活用したドアストッパー、

廃棄物低減を目指す端材活用方法として、大きめの木端材は工場見学時のノベルティとしてドアストッパーなどにアップサイクルし、さらに細かな端材は粉砕し、自社農場で野菜栽培用の肥料の一部として使用したり、近隣の牧場へ提供したりするなど取り組みを行い、無垢材の端材はほぼ全て再利用しています。今回はその活動の1つとして、端材を活用し新たな年の始まりに福を呼ぶ干支オブジェ「fukune(ふくね)」を製作致しました。

「fukune」には2つの意味があります。1つは喜びを知らせる意味の「福音(ふくいん)」の音読み。もう1つは、家具をつくる為に使った端材がアップサイクルされ、再びインテリアに生まれ変わったことを、「fukune」の名前の最後の文字「e」の次の文字である「f」を頭文字にすることで、”循環”を表現しました。

本アイテムはどんな空間でも馴染むようなシンプルな形状でインテリア性を持たせ、5軸CNC加工機器による3次元加工の製作技術によって、“思わず撫でたくなるような”柔らかなフォルムを実現しました。
卯年は、その飛び跳ねる様子から大きく「飛躍」し、私たちの生活が大きく「向上」する年と言われています。新たな年を共に過ごすインテリアとして、縁起を担ぐうさぎのオブジェクトを迎えてみてはいかがでしょうか。


うさぎの切削が約20分で完成。5軸CNC加工機器とは

IT技術の進歩にともない、製造業の現場でも業務効率化を目指してIT化や自動化が進められています。本商品の加工は、3Dデータを用いてコンピュータ制御で木材の切削を自動化する「5軸CNC加工機械」という特殊な機械を使用しました。曲面の多い造形物を切削する際、通常は手彫りもしくは3軸加工が一般的ですが、当社はより複雑な加工ができる5軸CNC加工機械を採用しており、これを利用することで以下のようなメリットがあります。

・加工時間の短縮
・加工コストの削減
・品質の安定/精度の向上
・滑らかで美しい3次元造形表現が可能

5軸CNC加工機器での木材切削風景

うさぎの形状は複雑な為、3軸加工機器では実現が難しく、かつ複数個を同形状で製作することはほぼ不可能です。5軸CNC加工機器を活用することで、角材からうさぎの形状になるまで1体あたり約20分で完成します。

■商品概要

商品名:fukune
サイズ:幅50mm×奥行75mm×高さ100mm
素材:ビーチ材
価格:¥4,800(税込)
※先着順・限定5個、2023年5月初旬頃の発送予定
販売サイト:https://minne.com/items/31503852

今後の展望

今後はその年の干支をモチーフにしたオブジェを毎年発表する予定です。つまり、全ての干支をコンプリートするには12年かかる一大プロジェクトです。
また、2020年での5軸加工CNC機器の導入以降、当社のものづくりの幅は広がりを見せていますが、業界においてはこの加工機器でどのようなデザインが可能なのかまだまだイメージが湧きづらいという課題がありました。

本商品は一般発売の他、福岡本社・東京・大阪・名古屋・札幌の5拠点にも展示し、3次元加工を用いたものづくりのインスピレーションの源泉となるよう活用予定です。今後も廃棄物低減及びモノづくりの可能性を探求し、付加価値のある製品を製造して参ります。