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「ORGATEC TOKYO Awards」で参加ブランド164社のなかから準グランプリを受賞

2年連続受賞!ブース材料78%以上を自社工場で再利用するサステナビリティが高評価

創業71年、レストラン・ホテル・オフィスなど多業界に家具を納入する業務用家具メーカーの株式会社アダル(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:武野 龍、以下「アダル」)は、2024年5月29日 (水)から東京ビッグサイトで開催中の、国際オフィス家具見本市「オルガテック東京2024」において、参加ブランド164社のなかから選ばれる「ORGATEC TOKYO Awards」にて準グランプリを受賞しました。家具の内部材を使用し、78%以上を再び自社工場で再利用するという独自性のあるサステナビリティが評価されました。昨年の永山祐子選考委員特別賞に続き、2年連続のアワード受賞となります。会期は5月31日(金)までとなります。ご来場を心よりお待ちしております。(アダルブース : 東4ホールF-15)


【再利用率78%】展示会ブースから新しい家具へ

当社はオルガテック東京2023から「Use and Reuse」というコンセプトのもと、自社工場を持つ家具メーカーとしてサステナビリティに積極的に取り組んでいます。一般的にメーカーのサステナブルアクションは、工場で出た廃材を活用したり、リサイクルされた素材を使ったりすることが通例ですが、展示会ではそのどちらにおいても会期後に大量の廃棄物が発生するという課題がありました。

 そこで当社は、壁面や商品展示台にウレタンフォームやベニヤなどの身近な素材を使用しブースデザインを行い、会期後はそれらを再び工場に戻しソファの内部材として78%以上を再利用する取り組みをしています。壁面はボタン締めのみでウレタンフォームを取り付けし、会期終了後はボタン締めを外せば容易に分解ができるようにするなど、デザイン性のみならず再利用しやすい設計にも気を配りました。

当社は今後も持続可能なデザインに取り組み、よりよいワークプレイスの実現に貢献してまいります。

限られた資源で美を生み出す

ブース外観は、1970年代のスペインの建築家ミゲル・フィサクの「Pascual de Juan House」からインスピレーションを得ています。 当時のスペインは経済的に不安定な状況でしたが、ミゲル氏は安価な材料であるコンクリートを用い、無機質な素材に有機的で柔らかい印象を加えることで、独創的な建築を生み出しました。 
「限られた資源の中で、広く流通する素材を用い、美しく独創的なデザインを生み出す」という考え方は、持続可能性が求められる現代にも通じます。

当社のブース壁面には、椅子張りを得意とする私たちにとって最も身近なウレタンフォームを使用し、素材そのままの状態にボタン締めを施すことで立体感と柔らかさを演出しています。

コンクリート造だが柔らかい印象のPascual de Juan House外観

ブースデザイナー

スペイン出身のクトゥ・マスエロス氏とエバ・プレーゴ氏が率いるデザインオフィス。インテリアデザイナーやプロダクトデザイナーだけでなく、建築家やフォトグラファーも集結したパワフルなクリエイティブチームです。1995年の設立以来、“人のためにカタチにする”を大切にし、世界中で前衛的なデザインを展開しています。これまでに、シェラトンのリゾートデザイン・レクサスの特別仕様車デザイン・コカ・コーラのオフィスデザインをはじめ、ロレアル・アディダス・無印良品・モビスターなど、世界的ブランドのプロジェクトに数多く携わり、様々な方面から高い評価を受けてきました。自由奔放で温かみに溢れるクトゥ氏、周囲が圧倒されるほど独創的で根気強いエバ氏。山と海、自然をこよなく愛する2人のクリエイティビティが、“次のデザイン”を生み出していきます。https://stone-dsgns.com/ja/


オルガテック東京とは

オルガテックとは、70 年に渡りドイツのケルンで開催されてきた世界最大規模の最先端のオフィス環境を提案するイベント。今年で3度目の開催となる「オルガテック東京2024」では、世界から150以上のブランドが参加。クリエイティビティあふれる最新鋭のオフィスデザインとワークスタイルが集結します。