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Year 2023年4月

湯屋水禅Luxury&Spa

  • 分野 HOTEL
  • プロジェクト名 : 湯屋水禅 Luxury Sauna & Spa
  • 所在地 : 熊本市中央区水前寺5丁目 5-1
  • 担当 : 野瀬翔平
  • 部署 : 熊本営業所 所長

入浴を通して、和の価値を現代に。老舗旅館ならではの“以て成し”で新領域の「湯屋」へ


心構え「水禅五則」とともに、「湯道」が生きるサウナ施設を。

江戸時代に描かれた水前寺周辺の壁画とともに、伝統的な組子柄が特徴のい草チェア「永仙」が和の趣を創出する「大湯ゲスト専用ラウンジ」

阿蘇の伏流水を地下から汲み上げ、その地下水を水道水にできるほど恵まれた水の都に、美しき湧水で身も心も斎(ととの)えられる新たなサウナ施設が生まれた。
熊本細川藩の大名庭園として築庭された水前寺成趣園に隣接する創業70年の老舗旅館「松屋本館」の「別館2階フロア」が改装され、2023年4月にリニューアルオープン。サウナをただの流行で終わらせることなく、和の心を重んじる「湯屋」を目指し、細川家とも縁の深い千利休の利休七則をもとに施設利用の心構えとして「水禅五則」というものを定めている。

水禅五則
(細川家とも縁の深い千利休の利休七則をもとに「湯屋水禅」独自で定めた施設利用の心構え)

一、[和]日本の美を五感で感じること
一、[敬]互いに尊び礼を尽くすこと
一、[清]身も心もととのえること
一、[寂]時の流れの美しさを受け入れること
一、一期一会の相客に心して接すること

もともと以前から「日本において湯に浸かり湯の気に当たることは、水の持つ清浄な力で心身を清める習慣と深く結びついている」と考え、「サウナ」+「湯」の計画を進めていた。そして、その計画を進めている中、開業2ヵ月前に偶然に放送作家・小山薫堂氏が提唱する「湯の道」を知り、「湯屋水禅」のコンセプトとの重なりを感じられたことで、表現したい形や方向性への迷いが一切なくなった。

さらに、「湯道」の家元でもある小山氏から取り組みが評価され、「湯道温心」の書を揮毫。「湯屋水禅」の正面に、「湯道」への入り口として掲げられている。

熊本県出身の放送作家であり、「湯道」家元の小山薫堂氏が揮毫(きごう)


回遊式の大湯にプライベートサウナ、さらにはコワーキングスペースまで構築。

施設内には、内風呂・サウナ・冷浴・外気浴という流れで回遊式の「大湯」に加え、和紅茶とともにくつろげる「大湯ゲスト専用ラウンジ」も設置。さらに、茶室をイメージして畳と総檜が採用されたサウナ室に2つの檜風呂を備えたプライベートサウナ「浴司(よくす)」まで完備。サウナストーンには阿蘇の溶岩石を使用し、ロウリュ用にオリジナルアロマ水も揃えられている。

そして特徴的なのが、コンセント付きのカウンター席とテーブル席が設けられたコワーキングスペース「会所」。旅先で仕事ができれば行きたいときに旅ができるという、まさに“以て成し”が息づく空間である。

伝統素材「い草」を使用したチェアで統一されたコワーキングスペース「会所」


伝統素材「い草」チェアで、和の感性と落ち着きを。

コワーキングスペース「会所」のチェアには、すべて伝統素材「い草」が用いられ、浴室やサウナエリアと同じく、和の心を感じられる工夫が重ねられている。自然の素材をあるがままに、歳月とともに古くなっていくとしても、その必然さえも美しさへと変える家具。そのような和の感性への想いから、「い草」チェアが選定された。

旅先での仕事を叶え、もっと自由に気軽に湯の道へ。歴史を感じる和の空間で、日常的に自分自身と向き合えるように。セオリー通りのサービスを超え、一般的なサウナ施設の枠を超え、新領域の「湯屋」が始まった。

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