アダルの鹿児島営業所に併設された「鹿児島イス張り工場」そこでは3人の若手職人たちが、日々ハリカエと向き合っている。

左から 村上(入社1年目)、藤島(入社10年目)、宮瀬(入社2年目)
愛用のハリカエ道具。
右から2番目のニッパーは、藤嶋のアダル入社時からの大切な相棒。

責任者の藤嶋は、福岡の総合工場で経験を積み、この鹿児島工場の立ち上げを任された。「たくさんの職人がいる福岡の総合工場とは違い、鹿児島は3人の少人数体制。だからこそ、年齢や経験年数に関係なくハリカエの全工程に携わり、一人で何役も担当します。大変に思えるかもしれませんが、色々なことに挑戦できて経験を積めるので、意欲のある職人にとっては理想的な環境です」と語る。

その言葉どおり、宮瀬と村上も「少人数なのでプレッシャーは大きいですが、やる気次第で早く成長できる。もっともっとレベルアップしたい」と意欲を燃やす。また若手ならではのフットワークの軽さも強みで、実際の現場に出向くことも多い。最近では、3 人のチームワークをさらに高めるため、朝ミーティングを導入。始まったばかりの3人の挑戦は、意欲とともに大きくなり、新しい風を起こしていく。

※現在は、総合工場に集約されており、当時の記事となります。