新しい働き方「ABW(アクティビティベースドワーキング)」の浸透や、コロナ禍でのテレワークへの移行などにより、オフィスの在り方が見直されています。

ただ業務ができればいいだけではなく、ワーカーの満足度と生産性を高め、最大限のパフォーマンスを発揮できる環境こそがオフィスとして機能し、必要とされる時代です。 そこで今回は、そんなオフィスづくりを大きく左右する家具についてご紹介していきます!

今の時代の価値あるオフィスとは

コロナ禍の影響を受け、働き方に大きな変化が訪れています。テレワークへの移行が進み、オフィスの存在価値が問われています。 そして、そういった状況の中で浸透してきているのが、「ABW(アクティビティベースドワーキング)」という新しい働き方です。

「ABW」はオランダで生まれたワークスタイル戦略で、固定の席を設定せず、ワーカーそれぞれの活動内容(アクティビティ)に合わせて最大のパフォーマンスを発揮できる環境(場所や時間)を選び働けるというもの。従来のように、ただ出勤して業務を進める場所=オフィスではなく、 一人で集中したいとき、気軽に打ち合わせがしたいとき、休憩してリラックスしたいときなど、ワーカーの活動内容に応じた専用のスペースが構築されている空間こそが、今の時代の価値あるオフィスとして広まりつつあります。

そのため、オフィス家具に関しても、それぞれの専用スペースに適したものを選び、設置できるかどうかが非常に重要です。機能性はもちろんですが、デザインにもこだわった映える家具をレイアウトし、ワーカーのパフォーマンスを最大限に高める快適なおしゃれオフィスに仕上げていきましょう。

快適おしゃれオフィスのポイントまとめ

オススメの家具紹介の前に、おしゃれオフィスづくりのためのポイントを簡単にご紹介します!

1.空間コンセプトの設定

おしゃれな印象のオフィスには、全体的な統一感とバランスの良さが必要不可欠です。

そのためにもまずは、空間の大きなコンセプトを設定しましょう。そしてそこから、色味やインテリアなどの選定に入っていくことで、まとまりのある心地いいオフィスづくりへつながります。

2.色味の統一

空間コンセプトに合わせた色味の統一は、手軽にできて、空間全体の統一感が出しやすい方法です。

企業のコーポレートカラーが設定されているのであれば、その色を基準に選ぶこともオススメします。ワーカーはもちろん、社外に向けても企業のアイデンティティを伝えていきましょう。

3.木目の活用

空間デザインのテイストにもよりますが、従来のオフィスはスチール製の家具が多かった為、家具や床などに温かみのある木目をバランス良く取り入れると、一気におしゃれなカフェのような印象に仕上げやすいです。

4.デザイン性が高く、映える家具を活用

オフィスの印象を大きく左右するのが家具です。 おしゃれなオフィスに仕上げるためには、空間に合わせたデザイン性の高い家具が必要不可欠なので、機能性だけでなくデザイン面からも検討することをオススメします。

特に注力しているスペースがある場合は、個性的でシンボリックな家具を目立たせて設置し、そのスペースを強調していくのも効果的です。

5.グリーンを効果的に配置

観葉植物は癒しの効果もあり、バランス良く配置しておくだけで、おしゃれな空間に見えるのでオススメです。

ゾーニングや目隠しのためにパーティションとしてレイアウトする方法もあります。多く置きすぎるとメンテナンスが大変という場合は、造花の採用やメンテナンス業者への依頼で解決可能です。

6.遊び心も重視

今のオフィスづくりには、この「遊び心」も重要なキーワードです。

例えば、休憩のリチャージスペースに足をのばして寝られるチェアやリフレッシュできる卓球台を設置する、ミーティングスペースにカフェのようなカウンターを設けるなど、そういった遊び心が快適でおしゃれなオフィス空間につながっていきます。

7.ブラインドに工夫

アルミの無地が一般的なオフィスのブラインドですが、実はこのブラインドも、オフィスの印象に影響をもたらします。

そのため、木の温かみが感じられる木製素材のものや、大きな窓に特に映えるバーチカルブラインド(縦のラインを強調するブラインド)など、アルミの無地以外のブラインド導入を検討してみるのもオススメです。

おしゃれ&快適!オフィス家具6選

それではいよいよ、オススメのオフィス家具【2021年版】をご紹介いたします!

1.テニス【ラウンジチェア】

テニスボールのフォルムに着想を得て描き出された圧倒的な存在感。 非常に高度な技術により、美しく曲げ加工されたスチールパイプと本体の木部を隙間なく合わせて仕上げています。

世界中で多様なプロダクトデザイン・インテリアデザインを手がけるスペインのデザインスタジオ「STONE DESIGNS」とのコラボレーションで生まれた1脚です。

そのユニークなデザインはもちろん、広めの座面で包み込まれるような座り心地を感じられるので、企業のオリジナリティとともにホスピタリティを伝えるエントランス家具にオススメします。

1人掛タイプと2人掛タイプがあり、ソーシャルディスタンスの確保に配慮できる点も、人が集まりやすいエントランスに向いているポイントです。 ファブリックとパイプチューブという異素材を組み合わせることで、洗練された空間だけでなく、カジュアルな雰囲気にもフィットするように仕上げています。

2.トフィ【モジュールソファ】

ユニットが独立し、組み合わせ自在なモジュールソファ。スイスの伝統的なキャンディーからインスピレーションを受けたデザインで、どんなシチュエーションにも対応できるフレキシブルなソファとして活躍します。

世界中で多様なプロダクトデザイン・インテリアデザインを手がけるスペインのデザインスタジオ「STONE DESIGNS」とのコラボレーションから生まれました。 デザインの大きなポイントとしてまず挙げられるのが、ベースの無垢材。木ならではの温かみで、オフィス空間に癒しをもたらします。従来のフォーマルすぎる重厚なソファに比べ、温かさと軽やかさを感じられるので、発言しやすくアイデアを出しやすい雰囲気づくりにもつながります。

また、張地に映えるステッチをアクセント的にデザイン。表情が生まれ、より温かみのある印象に仕上げています。 ハイバックタイプは、パーティションソファとして、高集中ブースやセミクローズな商談ブース、ゆったりとくつろぎたいリチャージエリアなどにオススメです。

3.リッツ【コーヒーテーブル】

幅広く使えるベーシックなデザインでありながら、脚のクロスがラグジュアリー感を醸すコーヒーテーブル。ラウンジチェアのサイドやソファの前、L型システムソファと合わせてレイアウトするなど、様々なシチュエーションで使い勝手が良く、ワークプレイスで活躍します。

天板をオーク突板2色・ウォールナット突板から選べ、空間のテイストに合わせられるところもポイントです。

4.スイン【サイドテーブル】

ソファやラウンジチェアにスライドして便利に使えるサイドテーブル。 天板は、携帯電話・コーヒー・メモ帳など小物を置くのにちょうどいいサイズで、さらに裏側はラウンド形状に仕上げられ、スライドインもスムーズです。 全体的にほどよく丸みを帯びたデザインは、柔らかく洗練された印象をもたらすため、おしゃれオフィス空間に適しています。 また、天板が無垢材や突板の場合は場合によっては凹凸が激しく書き物が難しいのですが、つるっとしたメラミン化粧板を採用しているので、書き物もスムーズ。耐薬品性にも優れていて、消毒が容易なところもポイントです。

5.ロト【ベンチ】

まるで川の流れによって削られた石ころのようなユニークな丸みが魅力的で、ランダムに並べておくだけでも愛らしく、遊び心のあるおしゃれオフィス空間ができあがります。 様々なサイズを自在に組み合わせることで空間にダイナミックなリズムが生まれ、よりオリジナリティ溢れるオフィスへ。特に共有スペースにオススメです。

6.レイ【チェア】

包み込むようにラウンドした背、そしてアルミダイキャストの脚部のフォルムが美しい洗練のチェア。 回転機能付きの4輪キャスタータイプなので、ミーティングルームなどオフィス内で使い勝手抜群です。

キャスターはイタリアOGTM社製で、美しさと耐久性を兼ね備えているため、ヨーロッパの有名ブランドにも数多く採用されています。

アームレス・アーム・ハイバックの3種類から、空間に合わせてコーディネートできるオフィスチェアです。

快適で心地よいオフィスは、ワーカーの満足度や生産性を高め、企業の成長をサポートします。 機能面での快適性はもちろんですが、デザイン面からもオフィスの質を上げていくことが大切です。 家具を変えるだけでも、おしゃれな印象に仕上げられるので、空間の目的に合わせたデザイン性の高い家具選び、ぜひご検討ください!