植栽を活用した空間デザインに家具としてアプローチ。調和と癒しをもたらし、自然に人が集まる場所へ。

空間に動きを生み出し、レイアウトの幅も広がるL型設計。

空間にやわらかさと癒しを添えるグリーン植栽を、家具そのものにとり入れ、植栽活用の空間デザインにアプローチ。商業施設や公共施設のエントランスホールなどに設置することで、休憩・待ち合わせのためのひとつの「場」へと昇華する。垂直方向だけでなく水平方向にも変化をつけ、空間に動きを生み出すことのできるL型設計。様々なパターンのレイアウト表現ができるところも特長だ。張地は1色にせず、色合いに差をつけ、奥行き感へとつなげている。空間デザインへの新たなアプローチを具現化するため、通常の家具とは異なる検証も発生した。

色合いにさりげなく差をつけることで、奥行き感を創出。

プランターとベンチ間に生じる隙間に手や足が挟まれないようにできているか、プランターの角で怪我はしないかといったユーザー視点、さらにはプランター内にゴミを捨てられない仕様になっているかといった施設管理の視点からも、様々な検証を繰り返して完成した。内装のグリーン植栽と調和するとともに、その存在だけでも癒しと落ち着きをもたらすベンチには自然と人が集まり、空間全体の質も高められていく。


本体/巾木=メラミン化粧板
L型システムプランター ベンチ