株式会社 梓設計【日経ニューオフィス賞「経済産業大臣賞」受賞】

OFFICE

4本のランウェイを通してゾーニング。
多様な働き方を創造する、圧倒的スケールの新社屋。


1946年の創業以来、交通インフラ、ワークプレイス、スポーツ・エンターテインメント、都市・商業、ヘルスケア、物流・生活インフラの6つのドメインで建築業界を牽引してきた「株式会社 梓設計」が、その原点とも言える場所「羽田」に本社を移した。この新社屋プロジェクトの記録は書籍化もされ、同社の歴史に重要なターニングポイントとして刻まれている。


5300㎡のメガプレートに機能を集約し、フリーアドレス化。

空港施設設計をはじめ、日本の建築業界を牽引してきた「株式会社 梓設計」の新社屋プロジェクト。大型物流倉庫を活用した5300㎡ものメガプレートに本社機能を集約し、「空港設計の梓」を体現するべく4本のランウェイ(滑走路)を縦横斜めに通してゾーニングが行われている。

約450名の全社員がフリーアドレスで、「自らの働く環境を選びとれるオフィス空間」を実現。個々のアクティビティに応える様々なエリアが設けられ、その時々で多様な働き方が選択できる。


「特定の機能を備えたエリア」と「パブリックなランウェイ」で構成。

4本のランウェイを軸にゾーニングすることで、ランウェイに公共空間としての役割が生まれ、「特定の機能を備えた多様なエリア」と「パブリックなランウェイ」といった構成に仕上がっているところも大きな特徴。

横軸を個人・チーム、縦軸を集中・リラックスと分けて図式化し、ワークプレイスにおけるアクティビティを細分化した後、ブレストスペース・会議室・集中ブース・ラウンジスペースなどの空間が、適した場所にレイアウトされた。

象徴的なブレストスペースでは、6段階の座り心地を体感。

パブリックなランウェイ上にレイアウトされた「ブレストスペース」は、クリエイティブなオフィスを象徴する空間であり、図面やスケッチを壁一面に描ける巨大なホワイトボードが存在感を放つ。そしてそこには、それぞれ座り心地の異なる「座り心地比較ソファ」が並び、6段階の座り心地が体感できるところも特徴的だ。

座り心地のレベルが確認できるよう、LEVEL.1~ LEVEL.6までの数値が刻まれたタグプレートを製作。

また、同じ打ち合わせスペースでも、ソファやハイチェアを設置するなど、空間に動きをだし画一的にならないよう工夫してレイアウトされている。

OVERVIEW

プロジェクト概要

プロジェクト

株式会社 梓設計【日経ニューオフィス賞「経済産業大臣賞」受賞】

カテゴリー

オフィス

納入年月
2019年10月
所在地

東京都大田区羽田旭町10-11 MFIP羽田3F

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