製造1課 係長 福山 敏夫 入社歴30年

家具職人だった父親の影響を受け、家具づくりの世界へ足を踏み入れた。現在は、熟練の家具職人としてだけでなく、製造1課の係長として若手の指導・育成も担う。木材と向き合うたび、心地よい緊張感に包まれ、新たな情熱が湧き出してくる。まっすぐに、直角に、美しく。理想のカタチを鮮明に描き、今日もまた、「はたらく家具」の産声を聞く。

目の粗さが異なるサンドペーパーを駆使しながら磨きをかけていく。

一切の迷いなく、選ぶべきサンドペーパーを手にする。製造1課を穏やかに丁寧に支える中村は、某飲食店様に納入予定のテーブル天板の研磨を行っていた。「磨き」を熟知しているからこそ、目の粗さの異なるサンドペーパーを使い分けることができる。着色が施された天板は特に注意が必要で、着色箇所にキズがつかないよう慎重に細やかに磨きをかけていく。

テーブル天板の「磨き」の工程

IGUSAシリーズ「和佳」のフレーム組み立て作業。ヒビや跡が出ないよう、絶妙な加減で打ちつける。

ものづくりへの関心が高まり、営業から異動して製造現場へ入った山口。ソファのフレームの組み立てでは、打ちつける金槌でヒビや跡が出ないよう、慎重に慎重を重ねる。また、組み立て時に使用するのりがはみ出してシミにならないよう、のりの分量にも注意を払う。イメージ通りのものづくりを、正確かつ迅速に。その難しさと面白さに、日々向き合い続けていく。


IGUSAシリーズ「和佳」