コラム

COLUMN

風景のあわい <成田国際空港 第1ターミナル5F「SHIKISAI GARDEN-Seasonal colors-」>

成田国際空港第1ターミナル5F「SHIKISAI GARDEN-Seasonal colors-」がリニューアルオープン。
い草を使った家具たちが、外と内の境界線をあわいにし、旅の始まり、締めくくりの時間を心落ち着く快適なものへ。自然と調和する風景が、人とモノと自然の関係性を編み直し、日本らしさを五感で浴びることのできる空間を実現しました。

茣蓙(ござ)や畳に使われる日本古来の素材「い草」。
日本では1500年以上も前から使われ、独自の風習である「床座(畳などの床に座ること)」を形成した伝統素材です。

石や木など、ほとんどのマテリアルは建築物の材料としても使われるのに対し、い草は茣蓙や畳、主に屋内空間におけるアイテムの素材として活用されてきました。つまり、今や「い草」という素材・テクスチャそのものが屋内空間の象徴として機能しており、そこに在るだけで、不思議と気の許された家の中にいるような感覚を生む特殊なマテリアルだと言えます。

リニューアルオープンした成田国際空港第1ターミナル5F「SHIKISAI GARDEN 」に並ぶのは、国産い草を使ったアダル独自のプロダクト<Look into Nature>シリーズ。

手作業で育てられたい草を、熟練の職人が長年の経験をもとに、天候・水・湿度・気温・色に応じて、顔料の分量調整を行い、丁寧に染め上げた一級品です。い草の特性を活かすため、支持構造を最小限に抑えたプロダクトに贅沢に使用し、自然の美を人工的な家具に纏わせました。

「日本の文化と精神性を育む、豊かな水と四季の移ろい」をテーマに選定された家具たちが、日本を代表する国際的な空港での滞在を、特別な時間へと昇華します。

「居の間」に並ぶのは、対照的な形状のプロダクト
〈Tenzan〉(左)・〈Rakusui〉(右)
い草は、九州の指定農場で育った国産天然ものを使用。
高密度で仕上げた最高級の織りを誇る。
和のしつらいが特徴的な〈Tenzan〉 が、広い空間の中でも個のスペースを創出。

緩やかに仕切られた「書の間」では、スペースの用途に合わせた家具を展開。
プライベートを保ちながらくつろげるスペースでは、自然の 雄大な山並みを想起させるシェーズロングソファ〈Sakyu〉が並び、搭乗前の時間を優雅なものに。

格子で仕切られたカフェスペースでは、世界三大デザイン賞の「iFデザイン賞」を受賞した〈Sakyu chair〉、曲線美の美しい〈カリラ〉他数点が並び、 静寂のひとときを演出します。

足を伸ばしてくつろげるパーソナルな空間に並ぶ<Sakyu>
格子と光調が静けさと落ち着きを演出
読書や仕事にも集中できる

野点(のだて)を想起させる「茶の間」では、催事場としても機能する空間に合わせ、移動が容易なプロダクトを用いることで、空間の多様なシーンにも対応し、機能性と情緒性の両方を体感いただけます。

い草は、なめらかで優しい肌触りで、い草本来の豊かな表情を楽しめる「引目(ひきめ)」と、立体感のある編み込みにより、シャープな陰影やコントラストが特徴の「五分目(ごぶめ)」の2種類の編みとカラーリングにより、調和とアクセントを創出しました。

アート作品や植栽を楽しめる「茶の間」には
〈双葉〉が並ぶ
空間と調和したプロダクトにより、内外がゆるやかに溶け合う
編み方・カラーリングの違う6種類が展開

3つの空間からなる、成田国際空港 第1ターミナル5F「SHIKISAI GARDEN 」は、航空客でなくとも利用が可能です。
お近くにいらした際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。


成田国際空港 第1ターミナル5F「SHIKISAI GARDEN-Seasonal colors-」
〒282-0004 千葉県成田市古込1-1

担当:中村聖也(東日本ブロック営業部)、 末冨秀果(クリエイティブ事業部)
納入製品:Sakyu・Rakusui・伊予・カリラ 他
写真:山口亜希子
撮影協力:成田国際空港株式会社

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