コラム

COLUMN

くまモンと過ごせる特別な空間。家具もくまモンに合わせ、フォルムやデフォルメ感を追求 

「本気でつくるくまモンルーム」をテーマに、くまモンワールドへ招待 

熊本旅行で、言わずと知れた愛されご当地キャラクター・くまモンに出会えるという嬉しさにとどまらず、「くまモンと一緒に一日を過ごせる」という唯一無二のスペシャル体験ができる空間が誕生した。 

2025年2月、ホテルのサウスウイング最上階フロアに、くまモンのキャラクタールーム全10室がオープン。メゾネットタイプが1室と、ツインタイプ9室で構成されている。 

 オーダーは、「本気でつくるくまモンルーム」。単純にキャラクターが描かれた客室ではなく、くまモンと一緒にいるという世界観づくりだった。そして、その徹底した世界観づくりのため、専用の「くまモンエレベーター」を設置。フロアに到着する前のエレベーターから、くまモンワールドへと誘われる。エレベーターが開いて廊下へ出ると、それぞれの客室扉に干支くまモンが登場。誰もが認識できてバリエーションも楽しめる題材を探し求め、干支に辿り着いた。宿泊する部屋へ向かいながら、自然と気持ちが高まっていく。 


様々な表情のくまモンと部屋中で出会えるように工夫 

くまモンというキャラクターについて、どこまで深掘りして表現することができるか。おもてなしの心に溢れ、エネルギッシュで美味しいものが大好きで、とても気さく。そんなくまモンの様々な表情がイキイキと伝わるアクティブなデザイン要素を積み上げていった。 

「明るく・楽しく」をカラーコーディネートのテーマに設定し、くまモンの“ほっぺカラー”がアクセント。ヘッドボードのクロス・壁面・ぬいぐるみなど、部屋の至るところにくまモンが登場し、室内のどこにいても出会えるように構成されている。さらに、表情がそれぞれ違うところも魅力。くまモンとずっと一緒に過ごしている感覚に包まれ、非日常の癒しに心がほどけていく。 


ポップで柔らかな可愛らしさとホテル家具としての上質感を両立 

くまモンならではの肉球スツールやくまモンカラーラウンジチェアをはじめ、家具はすべてがオーダーメイドで、より愛されるフォルムと可愛らしいデフォルメ感を追求しながらサンプル製作を繰り返し、細部に至るまで綿密な検証をやり抜いて完成を迎えた。 

家具を仕上げていくにあたり必要不可欠だったのは、可愛らしさや楽しさだけでなく、ホテルとしてのクオリティーも確保すること。そこを重要なミッションと捉えて取り組んだ結果、ホテルとしての信頼感をベースとしながら、コンセプトを最大限に反映させた家具が生まれた。 


曲線による柔らかさやポップなデザインがくまモンのイメージと重なり合い、特徴的な発色と形状の存在感でアートのような役割も果たしている。 

また、同じくオーダーメイドのピクチャーフレームも重要な要素のひとつ。壁面に、静止画として認識できる思い出の写真を並べることで、“室内のくまモンとはリアルタイムで出会えている”という臨場感を高める効果につなげている。 

2月のオープン以降、世代を問わずに大好評で、扉を開けた瞬間から歓声が上がる。唯一無二の空間は、唯一無二の思い出へ。深く鮮やかな旅の記憶としてきらめき続ける。 


亀の井ホテル 阿蘇 パークリゾート
納入商品:テレビボード、ヘッドボード、ナイトテーブル、コーヒーテーブル、スツール、クッション、カーテン

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